北京亭の「麻婆豆腐定食」は、神保町にある庶民的な街中華らしい一皿。お店の雰囲気も相まって、肩ひじ張らずに食べられる麻婆豆腐でした。
ひと口目はピリッと軽い辛さが広がりますが、花椒の痺れはなく、日本風の優しい味わい。旨みは控えめであっさりとしており、「重くなくて食べやすいな」という印象です。ご飯と合わせると、ちょうど良い塩加減でさらっと箸が進みます。
豆腐は絹ごし寄りでぷるっと柔らかく、口の中でほどける食感。ひき肉は少なめながら時々粒が感じられて、軽いアクセントになっていました。麻婆ソースは片栗粉でまとめたような軽めのとろみで、具材を包み込みながらご飯にもしっかり絡みます。
香りは控えめで、スパイスやにんにくの存在感はほとんどありません。そのため、食後の余韻は短めで、後味はすっと消えていくタイプ。食べ終わったあとに重さが残らず、街中華のランチとして気軽に楽しめる麻婆豆腐でした。
総合評価は★2つ。
複雑なスパイス感よりも片栗粉のとろみと調味料でまとめたような仕上がり。シンプルで日本風の麻婆豆腐を感じる一品でした。
