中華の台所 紅味(こうみん)の「鍋焼き麻婆豆腐定食」は、ぐつぐつと煮立った熱々の鍋で出てきます。立ちのぼる香りをかいだ瞬間、「早く食べたい」と思わず箸を伸ばしたくなる一皿でした。
ひと口食べると、唐辛子の辛さがちょうど良く広がり、そのあとに花椒の痺れがじわっと残ります。ピリッとした刺激が続くので、食べ進めるうちに「なるほど、これは痺れが主役だな」と感じました。旨みは標準的ですが、ご飯と合わせるとやや濃いめの塩味が効いて、ついついご飯が進みます。
豆腐は絹ごしでとてもなめらか。口に入れるとふわっとほどけてソースとよく絡みます。ひき肉は控えめですが、時々しっかり存在感があり、豆腐やソースの味をうまくまとめていました。麻婆ソースはほどよいとろみで、ご飯にすっと絡んで食べやすかったです。
香りはバランスよく漂ってきますが、にんにくはほとんど感じません。その分、重たさはなく、普段の食事として気軽に選びやすい印象でした。
総合評価は★2つ。
なめらかな絹ごし豆腐と鍋焼きならではの熱々感が楽しめる一方で、食後に残るのは「辛さよりもしびれのほうが強い」という印象。特徴のはっきりした麻婆豆腐でした。
